共創のまちぐらし

2022.09.08
共創のまちぐらし
第2回函館西部まちぐらし共創サロンを開催しました

令和4年9月2日(金)に元町公園内旧北海道庁函館支庁庁舎2階において、地域住民等35名の参加のもと、函館市西部地区再整備事業基本方針に定める「共創のまちぐらし推進プロジェクト」の一環として、「函館西部まちぐらし共創サロン」を開催しました。今回は「西部地区の情報発信」をテーマに開催いたしました。(開催のお知らせはこちら)

開催趣旨

「西部地区における共創のまち育て」をコンセプトに、地域住民をはじめ、市民やまちづくりに関わる参加者が西部地区の未来を考え共有し、語り合い、アイデアをカタチにする新たな取り組みとして「函館西部まちぐらし共創サロン」を開催いたします。
さらに参加者一人ひとりの意見やアイデアを尊重し、今後立ち上がっていくプロジェクトを主体的に運営してもらうことを目指します。

共創サロンの様子

コーディネーター(進行等)

株式会社ハコダテミライカモン 代表取締役 矢田項一

(経歴・自己紹介)
・1982年生まれ、函館市入舟町出身
・函館市西部まちぐらし検討会議委員
「函館黒船」に携わり、地域イベントの重要性を感じ市内で様々なイベントを企画し、2017年JRA函館競馬場夏開催にて全国で初となるJRA馬場内の飲食イベントをプロデュースし、イベントを通じて地域にエンタメを創出していく。2019年地域創生KIRINトレーニングセンタープロジェクト4期プロデューサーに選出されたことがキッカケとなり、仲間と共に「株式会社Hakodate Mirai Comeon」を立ち上げる。

内と外をつなぎ新しい価値をつくる

「IN&OUT-ハコダテとヒト-」 代表 編集者/ライター 阿部光平

【話題提供】
・自己紹介
「これまでの経歴、現在の仕事について」
・ローカルメディア「IN&OUT-ハコダテとヒト-」について
「函館→OUT、IN→函館、内側と外側という2つの視点から函館の姿を多角的に掘り起こす」
・Uターン後の仕事から見る「函館の今」
「コロナ禍における3つの変化など」
・コロナ禍における地方回帰の意識
「若い世代の意識は地方にむいている?、「函館に帰りたい人」はたくさんいるなど」

(コーディネーターからの意見)
・「単価が安い問題」は深刻な課題、どうしたら解消するのだろうか。

西部地区の情報発信について

株式会社はこだて西部まちづくRe-Design 代表取締役 北山拓

【説明内容】
・会社概要等
「会社概要、ビジョン・ミッション、事業概要など」
・函館西部地区の情報発信について
「函館西部地区の情報発信の方向性、具体的な取組(HAKODATE×ARTIST)など」

※説明資料「函館西部地区の情報発信について」はこちら

(参加者から意見)
・函館西部地区ニュースの配信について

参加者との意見交換

意見交換会の様子

意見交換では、7名の方々から以下の意見が寄せられました。

  • SNSやウェブでの情報発信も大事であるが、このような情報交換の場こそが大事である。
  • 阿部さんの話題提供の中で「函館に帰ってきたい若者」とあるが、市でも移住政策や企業誘致など様々な取り組みをしているが、このように考える若者へのメッセージとして何が必要なのか。
  • 地元出身者で西部地区を盛り上げたいということで、その中でまずは町会活動に参加いただくため、茶話会や納涼祭などを開催し、インスタグラムも開設した。子育て世代、若い世代が西部地区に来ていただかないと未来の西部地区の活性化につながらないと考えている。
  • SNSもない時代に、ここの建物は、解体議論が進む中、田尻聡子さんの新聞投稿を発端に保存運動が展開され、現在に引き継がれている。公園が整備され、伝建指定・景観条例ができ、そのシンボルであるここの施設で、キッチンカーやのぼりが立っていることなどは、伝統的でコモンな場所の使用の仕方としていかがなものか。
  • 古民家再生を考えており、人との関わり・人との交じり合う場所をつくりたい。西部地区の空き家の状況を知りたい。
  • 函館西部地区バル街の経過など。バル街は発展を目標にしていなかった。参加店アンケートの中で、バル街の特徴はどうかとの問いに、西部地区の景観という思いの回答が多かった。富樫さんや蒲生さんの取り組みは、西部地区のインフラを整えてきた基盤の一つ。市・まちづくり会社の西部地区グランドデザインが見えない。
  • 3年前に西部地区で銭湯をやりたいという埼玉の女性と出会った。先般、大正湯が閉鎖したが、設備等などによる資金的な問題もあるが、誰に会わせれば良かったかと、誰につなげれば良かったかと後悔している。今後のためにもどこにつなげればいいか知りたい。など

今回もいただいた意見等を踏まえ、このような機会を定期的に設けながら、本サロンの運営をはじめ、西部地区における様々な「まちぐらし事業」や「まちを学ぶ場の提供」などの取り組みに反映し進めていきます。
まちづくり・まちぐらしに関する取り組みは、地域の共感を得て進めることが非常に大事だと考え、より多くの市民・団体の皆さんに西部地区のまちぐらし事業を知っていただけるよう、取り組みの可視化・見える化にも努めていきます。

※会議録詳細は本ウェブサイト等で後日アップいたします。
また「函館西部地区ニュース」でも、本サロンの開催の様子を配信する予定です。

主催

函館市、株式会社 はこだて西部まちづくRe-Design

協力

函館市西部地域振興協議会

お問い合わせ

函館市西部まちぐらしデザイン室(函館市都市建設部まちづくり景観課)
TEL:0138-21-3357