西部地区の暮らし
2022.05.27
西部地区の暮らし
28年間気づかず38歳で見つけた新たな“函館”
宝来町在住 ショウ 紫
生まれも育ちも函館。28歳でカナダへ単身留学し、3年後現地で結婚。旅立ちから10年後の2017年秋、ここ函館へ主人と娘3人で移住してまいりました。
幼い頃から市内だけで8度の引っ越しを経験しておりますが、この西部地区に移り住んだのは今回が初めてとなります。
壮大な自然と常に隣り合わせのカナダで約5年間子育てをした私たちにとって、この西部地区での暮らしは意図せず理想的な環境でした。
朝、目覚めて見上げるとそこには四季毎に違う顔を見せてくれる函館山。そして、海のない街で育った娘の手を引き、散歩する海岸沿い、レトロさと自然を大切に残す広々とした公園。
移住してからのこの4年半は娘のPTA活動や、函館の姉妹都市ハリファクス市(カナダ)との友好協会活動、主人と作り上げたオリジナルキャラクターでのイベント活動、道南木材と日本古来の焼杉技法に魅せられ始めた木工品制作など、とにかく様々な挑戦を通して、日々人との触れ合いや家族の時間を大切に生活しております。
ここだからこそ味わえる暮らしの豊かさや人との繋がりは、異国を離れて生活すると決めてくれた主人や娘にとっても、こうしてまた地元に戻って生活できるとは思ってもみなかった私にとってもかけがえのない時間であり、私達家族の第二章です。Live for the moment!