西部地区のまちぐらし

2022.08.02
西部地区のまちぐらし
街プロを通じて

NPO法人はこだて街なかプロジェクト 稲野辺 豊

NPO法人はこだて街なかプロジェクト(以後:街プロ)に参加したのは5年前だったと思います。西部地区で暮らしているから参加したというわけではなく、理事長の山内一男氏(建築企画 山内事務所 所長)と縁があり、理事長の会社で働かせてもらっているのがきっかけです。そのため、自然な成り行きで参加しています。自分が住んでいる街について学べるというのは、他ではあまりないことだと思うので参加できて本当に良かったと感じています。まだ知らないことも沢山ありますが、街プロに参加していなかったら、西部地区の魅力を何も知らないままだったと思います。

街プロは西部地区に関することでいろいろな活動をしており、私もできる限り参加し、勉強させてもらっております。歴史的建造物(伝統的建造物や景観形成指定建築物)の調査や、函館伝統的建築技術研修会にスタッフとして参加してお手伝いをさせてもらっております。
歴史的建造物の調査では毎年5~10件ほどの調査を行っており、各物件でリーダーを決め、参加できる会員の皆で調査を行っています。西部地区に住んではいるものの、建物を意識して生活してこなかったので、こんな素敵な建物があるのだと改めて驚くこともあります。
函館伝統的建築技術研修会では、職人さんと一緒に貴重な講演を聴講したり、職人さんの実技研修を見学させてもらうことで職人さんのすごさを実感しています。街プロのホームページに研修会の写真等を載せているので、時間があれば是非閲覧してみてください。

街プロに参加してからは、休日に西部地区を散歩することがあるのですが、坂の上からの景色や街並みを見ると、改めて最高だなと感じています。歩いていると、もっと面白いことができないかと思うものの、何も浮かばず行動できておりません。これからは、いろんな街に赴き経験し、いずれは面白いことができればと考えております。

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NPO法人はこだて街なかプロジェクト