お知らせ
Chef’s Link株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:髙木万海、以下Chef’s Link)、株式会社ハコダテミライカモン(本社:北海道函館市、代表取締役:矢田項一、以下ハコダテミライカモン)、株式会社はこだて西部まちづくRe-Design(本社:北海道函館市、代表取締役:北山拓、以下はこだて西部まちづくRe-Design)は、北海道函館市において、同市の主要な地域産業である「水産業」及び同市が誇る「魚食文化」の課題発信と、地域内外のトップシェフ等と連携した滞在コンテンツの開発を通じたエリア価値向上を実現する、新しい地域活性化モデルの構築を目指すプロジェクトとして「味道×HAKODATEプロジェクト」をスタートします。
第一弾としてChef’s Linkが持つ動画プラットフォームである「味道」を活用し、「鮮魚店の哲学」と題した地域の「水産業」の課題と解決に向けた取り組みをテーマとした動画を制作、リリースいたしました。
味道×HAKODATEプロジェクトとは
北前船交易や開港都市としての歴史、伝統的建造物が立ち並ぶ美しい街並みを持つ函館は、三方を海に囲まれた特殊な地形、四季折々で変わる豊富な魚種、先人の文化と知恵が形作る水産加工技術などを背景に豊かな魚食文化を有しており、現在では年間500万人以上が訪れる大観光地として国内外の認知も高い地域です。
しかし一方で函館は現在の日本の地域が抱える課題が表出している「課題先進地域」でもあります。
中核都市の中で最低レベルの人口減少、魅力度ランキングでは上位常連である一方で市民の幸福度ランキングは中核都市最下位、海水温上昇等の影響による魚種の変化や漁獲量の減少、コロナ禍における観光需要の停滞、人口減少による水産業の担い手不足・後継者問題…など、函館は多くの重大な課題を抱えています。
「味道×HAKODATEプロジェクト」は、函館が抱えるこのような課題の中で特に「水産業」や「魚食文化」にスポットを当て、Chef’s Linkが持つ「全日本・食学会」をはじめとした「食」のトッププレイヤー達とのネットワークや発信力、ハコダテミライカモンが持つ地域資源の発掘力や地域プレイヤー達とのネットワーク、及びはこだて西部まちづくRe-Designが有する官民連携した課題解決プラットフォームとしての力を結集し、函館のエリア価値向上を目指すプロジェクトです。
今年度はその第1弾として、Chef’s Linkが持つ動画プラットフォームである「味道」を活用し、「鮮魚店の哲学」と題した地域の「水産業」の課題と解決に向けた取り組みをテーマとした動画を制作、リリースいたしました。
本動画では、地元の水産卸事業者である「マルショウ小西鮮魚店」の取り組みを通し、函館の水産業の課題を洗い出し、「日本No1鮮魚店」とも言われる静岡県焼津市の「サスエ前田魚店」前田尚毅氏や、東京のフレンチの名店「ル・ブルギニオン」のオーナーシェフ菊地美升氏(函館出身)等に協力いただき、函館の水産業や魚食文化の今後向かうべき方向性を考察する内容となっています。
来年度以降、「味道」による発信の他、全日本・食学会のトップシェフ及び市内レストランのシェフ達と連携した「食」のイベント開催や、市内の料理人を目指す学生向けのプログラム構築、「魚食文化」や「地域課題」をフックとした滞在・観光コンテンツ開発などを進めていく予定です。
詳細は、こちらのプレスリリースをご参照ください。
当社は、函館市西部地区の「居住と観光が融合したまちづくり」を目指し、函館市西部地区を中心に低未利用となっている歴史的建造物等の利活用や、地域資源を活かした函館の新しい魅力の発信やコミュニティ創生を通じ、函館市西部地区のリブランディング推進を目指して引き続き活動してまいります。