西部地区への移住
2022.11.29
西部地区への移住
最上の贅沢
竹田 陽子
私は東京に自宅と職場があり、函館西部地区には時々やって来て滞在するだけなのでなのですが、都会暮らしではちょっと得られない贅沢を満喫しており、この地の素晴らしさをもっと多くの人に知って欲しいと思っています。
西部地区には、存在感抜群の函館山と美しい港があり、その間を数多くの歴史ある坂道が一直線につなぎ、そこかしこに洋風と和風が混じり合った木造の古民家、遠景に渡島半島の連峰と津軽海峡というように、小さなエリアに自然と人の文化がコンパクトにバランス良く詰め込まれています。私は、車を持たず、西部地区の中はどこへでも歩いて出かけています。市街地なので便利なのに、四季折々どこを歩いても美しく、いつも自然を肌で感じることができます。函館山に雲がかかって雨が来そうなので、早めに夕食の買い物に行ってこようとかいう感覚は、都会暮らしにはありません!
中でも一番の楽しみは、函館山に登り、帰りに谷地頭温泉に寄ることです。函館山に一足入ると豊かな自然にすっぽりと包まれて、すぐ近くに市街地があることなど信じられません。植生も見晴らしもバラエティに富んでいて、何度登っても飽きることがありません。函館山にエネルギーをもらって下山し、谷地頭温泉で一風呂浴びると、魂が充電されるのを感じます。
テレワークが普及したおかげで、どこに住んでいても仕事が出来る人が増えました。仕事を続けながら、生活は函館でというのは、最上の贅沢だと思うのですが、都会暮らしに疲れた方、いかがですか?